Semana Santa de Ferrol(フェロールのセマナ・サンタ)

Semana Santa de Ferrol (フェロールのセマナ・サンタ)に行った。 

今日の午前中はBetanzos(ベタンソス)ではProcesión(聖行列)が無いので、Procesión del Santo Encuentroを見に行った。 

フェロールのセマナ・サンタのProcesión(聖行列)は、ガリシア州で1、2位を争う人気だ。 

聖行列の数、規模、質、どれをとっても素晴らしい。 

海外からの観光客も非常に多い。 

フェロールの町が東西に長く、坂も少なく道が真っ直ぐに伸びていて遠くまで見渡せるので、聖行列にはもってこい。 

ただ、何と言ってもProcesión(聖行列)に参加している人たちの意識が高く、それぞれの役になりきって行進する様が素晴らしい。 

これは大人だけでなく、子供たちもそうだ。

飽きてしまってダラダラしたり、子供同士で話し始めたりすることが殆どない。 

子供たちは沿道の見物人達にキャンディーや聖人やイエス、マリアの絵が印刷されている小さなホーリーカードを配っていた。

カードの裏には配っている子供の名前のスタンプが押されている。 

これを行なっているのは、フェロールだけのようだ。 

Procesión(聖行列)は、基本的にCofradía(コフラディア)というキリスト教の奉仕団体によって運営されている。 

フェロールは規模が大きいのでCofradía(コフラディア)も複数あり、お互いに競い合うことで聖行列の質が高くなるのだと思う。 

Cofradía(コフラディア)ごとのカラーがあり、衣装だけでなく靴まで揃っていて見ていて気持ちが良い。 

Paso(パソ)と呼ばれる聖行列で使われる山車も大きく、4列で担ぐので前から見ても横から見ても山車の下は見えない。 しかも、ただ肩で担ぐだけでなく、途中で山車を腕だけで持ち上げたり、膝を曲げ中腰になったり、後退したりするので、その度観客から歓声が上がる。

担ぎ手の息がピッタリ合っているのは、しっかり準備し練習している賜物だと思った。 

ひとつのProcesión(聖行列)を見たでけでも満足度がとても高い。 

しかも、セマナ・サンタ中に24もそれぞれ違った聖行列が行われるのだから、人気があるのも頷ける。