09.05.2017 Contratiempo y interrupción del Camino francés (不慮の事故により巡礼中断)

翌朝、目が覚めても左膝の痛みは収まらない。それどころか、トイレに行くにも杖が要る始末。
朝食は昨日買ったドーナツと水で部屋で済ます。
今後のことを考え、決断しなければならない。
もう少しここで休養し、いくつかの行程をバスで移動し、歩けるようになったところで再び歩き始めるか。 
今回はLogroñoまでとし、Betanzosに帰り治療に専念し、日を改めてここLogroñoから再出発するか。
どちらとも決められないので、昼食がてら外を歩いてみることに。
やはり左足をつくたびに痛みが走り、隣のブロックに行くのが精一杯。
楽しみにしていたLogroñoでのピンチョスを頼んだが、La Riojaのワインまでは飲む気にはなれなかった。
やっとのことでホテルに戻り決心した。
昨年イギリス人の道を歩いてから綿密に計画を立て臨んだフランス人の道だったが、ここLogroñoで中断することにする。
しばらく休んで痛みが引き歩き出したとしても、またいつ再発するか分からぬ不安を抱えながら進むのではせっかくのフランス人の道を満喫することはできない。
フランス人の道はこれまでも、これからも存在し続ける。
いつでもその気になれば再開できるのだ。
すんなりと歩き続けるより、トラブルがあったほうが自分には向いているのかも。
妻の死、自分の病気を乗り越え、昨年イギリス人の道を歩いたことで自信過剰になっていたのかも。
今はとにかく膝の治療に専念し、もう一度自分を見つめ直し、身心ともに万全な状態で今度はSantiago de Compostelaまでたどり着く。
やっと気持ちが楽になった。
LogroñoからA Coruñaまでの列車のチケットを予約。
明日の朝、郵便局に行きデイパックを送れば、11日の昼にはBetanzosだ。


サンティアゴへの道 - Mi Camino de Santiago -

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